泌尿器科
Urology
Urology
腎盂腎炎とは、腎盂に炎症が生じる病気です。
腎盂は腎臓と尿管の接続部分のことで、腎盂腎炎は、膀胱炎の後に起こることが多いです。
原因 |
もっとも多い病原菌は大腸菌です。 |
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症状 |
早期に適切な治療を行わなければ、敗血症に至り、重篤な状態になることもあります。 |
検査・診断 |
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治療 |
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前立腺炎とは、前立腺が何らかの原因で炎症を起こす病気です。
前立腺炎は、急性のものか慢性のものか、細菌感染によるものか感染以外によるものかで分類されます。
原因 |
細菌の感染により起こる「細菌性」とそれ以外の「非細菌性」に分類されます。 細菌性前立腺炎 急性と慢性があり、原因菌として、大腸菌やクラミジアなどがあります。 非細菌性前立腺炎 炎症性と非炎症性があります。 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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前立腺肥大とは、男性の尿道を取り巻いている前立腺が大きくなり、尿道が細くなることでいろいろな排尿症状をきたす病気(生理現象)です。
前立腺は40歳代後半から加齢とともに大きくなり始めますが、肥大する前立腺の大きさや形には個人差があります。
原因 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
薬物療法
手術療法
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前立腺がんとは、前立腺にできた悪性腫瘍のことです。
高齢の男性に多くみられ、近年では患者数が増加しておりますが、早期発見が難しい病気でもあります。PSA検査が非常に重要です。
原因 |
アンドロゲン(精巣や副腎から分泌)という男性ホルモンが関与しています。
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症状 |
早期の段階では、特徴的な症状はありません。
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検査・診断 |
前立腺がんが強く疑われる場合は、前立腺の生検(生体から組織切片などをとって行う検査)を行い、確定診断します。 |
治療 |
がんの進行度に応じて異なります。 低リスク群
中間リスク群および高リスク群
高リスク群
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尿管結石とは、尿の成分が結晶になり結石が生じ、それが尿管の途中にひっかかることで、激しいわき腹の痛みや血尿が起こる病気です。
腎臓の機能を低下させる原因になり、働きざかりの30代から50代に多く、中でも男性が発症しやすいことが特徴です。
結石の種類は構成する成分によって異なり複数ありますが、シュウ酸カルシウムがもっとも多いです。
メタボリック症候群や高尿酸血症、高脂血症など生活習慣病の基準に当てはまるほど、尿管結石にかかりやすくなります。
原因 |
結石の成分はシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムアンモニウム、
尿酸、シスチンです。
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
薬物療法と手術療法を用います。
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腎不全とは、腎臓の機能が低下することによって尿量が減少するだけでなく、体内の水分や電解質のバランスが乱れる病気です。
急激に腎臓の機能が悪くなるものを急性腎不全といい、一方、数か月~数年かけて徐々に腎臓の機能が低下するものを慢性腎不全と言います。
原因 |
急性腎不全・腎前性腎不全
腎性腎不全
腎後性腎不全
慢性腎不全
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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尿道炎とは、尿道が病原菌などに感染することによって炎症が起こる病気です。
原因 |
性行為を介してパートナーから病原体がうつることで発症する「性感染症」、大腸や肛門に潜んでいる大腸菌が尿道口から侵入して炎症が起こる「細菌性感染」に分類されます。 性感染症 クラミジアや淋菌などの細菌が主な原因菌です。 細菌性感染 会陰部の不潔環境などが影響します。 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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予防 |
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夜間就寝中におもらしをしてしまうことで、5〜6歳を超えてからも夜尿が続くことを指します。
10歳児で5~7%が夜尿症だといわれており、成人まで続くこともあります。6歳以降も夜尿が持続する場合には治療介入の検討を推奨しています。
原因 |
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症状 |
身体的な健康被害をもたらすことはありませんが、心理的なストレスやいじめなどの原因になり得ます。 |
検査・診断 |
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治療 |
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膀胱がんとは、膀胱の内側におきた悪性腫瘍のことで、良性と悪性があります。
発症要因のひとつとして、一部の薬物や化学物質があげられています。
発症は中でも50歳以上の男性に多く、ほとんどは移行上皮がんです。
早期であれば、尿道からの軽い手術で治療することも可能です。早めに異常を見つけるためにも、検診・精密検査を受けることが重要です。
原因 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
がんが粘膜表面にとどまっている場合
がんが筋層に達している場合
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腎臓がんとは、腎臓にできる悪性腫瘍で、大半のものが尿細管上皮の細胞由来のがん(腎細胞がん)です。
女性よりも男性に多く、近年は罹患数が増加しています。
原因 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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嚢水腫とは、陰嚢に水が溜まることで陰嚢が腫れる病気です。
新生児期にみられることが多い病気ですが、1歳までに自然治癒することがほとんどです。
胎生期に精巣は精巣漿膜と呼ばれる一枚の薄皮で包まれることになり、通常は精巣と精巣漿膜は密着しているのが、密着がうまくいかずに両者の間に水が入り込むことが原因です。
怪我や炎症などをきっかけとして、どの年齢層でも生じる可能性があります。
成人の陰嚢水腫は、炎症や怪我などが原因で発症します。
症状 |
※痛みはありません。 |
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検査・診断 |
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治療 |
新生児~1歳まで 成人 |
精巣上体炎とは、精巣の後方に位置する精巣上体に炎症が生じることで、陰嚢の脹れや痛み、発熱を引き起こす病気です。
子どもの場合、アレルギー性紫斑病や先天性疾患が原因となることもあります。
精索捻転や精巣腫瘍などとの鑑別が必要です。
原因 |
多くの場合は、尿道を介して逆流性に病原体(代表的には大腸菌)が精巣上体に到達して炎症が発生します。
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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亀頭包皮とは、男性の性器の陰茎亀頭または陰茎にかぶさっている包皮に、何らかの原因により炎症が生じる病気です。
子どもに多く生じ、一般的な原因は細菌や真菌です。
原因 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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男性更年期障害とは、加齢に伴う男性ホルモンの減少により、うつ、体がだるい、筋力が低下する、骨がもろくなる、勃起しないなどの症状を呈するようになった状態を指し、LOH症候群とも呼ばれます。
更年期障害は女性特有の病気ではなく、男性患者も年々増加しています。
※検査、治療は自費診療となります。
原因 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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STDとは、Sexually Transmitted Diseaseの略で日本語では性感染症のことで、性活動のある方であれば誰でも感染・発症し得る病気です。
無症状でも病原体に感染していることがあるため、知らないうちに他人に感染を拡大させてしまうリスクがあります。
性器クラミジア感染症、淋菌感染症、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、B型肝炎、後天性免疫不全症候群(AIDs)などが代表的です。
原因 |
日本性感染症学会によると、梅毒、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、性器伝染性軟属腫、腟トリコモナス症、細菌性腟症、ケジラミ症、性器カンジダ症、非クラミジア非淋菌性尿道炎、軟性下疳、エイズ、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、赤痢アメーバの17種が性感染症としてガイドラインに記載されています。 |
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症状 |
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検査・診断 |
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治療 |
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